赤石岳|日本百名山.net

赤石岳

Mt.Akaishi
赤石岳

※ 画像はwikipediaより引用

名称 赤石岳
よみ あかいしだけ
所在地 長野県 静岡県
標高 3,120.5m
山系 赤石山脈(南アルプス)
種別 氷食尖峰 隆起
分類 日本百名山
新日本百名山

赤石岳は赤石山脈の長野県都静岡県にまたがる標高3,121mの山である。南アルプス国立公園内にあり、日本百名山及び新日本百名山に選定されている。

概要

北岳間ノ岳悪沢岳に次いで、南アルプスで4番目の高さである。山頂には一等三角点(点名が「赤石岳」)が設置されており、一等三角点としては最高所のものとなっている。山頂直下の南に赤石岳避難小屋があり、約700m北に小赤石岳のピークがある。

稜線の東側斜面にはいくつかの圏谷が見られ、これは日本国内では最南端の氷河の痕跡である。南西斜面には「ゴーロ帯」と呼ばれる岩石氷河の地形が見られる。山頂付近では線状凹地が見られる。山体は輝緑凝灰岩や火砕岩などから構成される。また、小赤石岳から赤石岳山頂にかけては森林限界のハイマツ帯で、多くの高山植物のお花畑が広がっていて、ライチョウの生息地となっている。山域にも分布する赤石山脈が和名の由来である「アカイシリンドウ」は、環境省レッドリストの絶滅危惧IB類(EN)の指定を受けている。亜高山帯には、ダケカンバ、シラビソ、トウヒ、ツガなどの原生林が広がる。ニホンカモシカ、ツキノワグマ、ニホンジカなどの哺乳類が生息する。静岡県側の周辺の山域は、特種東海製紙の井川社有林となっている。

山名の由来

山腹の南斜面は大井川支流の赤石沢の源流になっている。山名は赤石沢に多い山体の一部を構成する赤色のラジオリヤチャート岩盤に由来し、明治以降に称されるようになったとされている。赤石山脈の名はこの山から転用されたものである。

登山

明治時代には地質学者のハインリッヒ・エドムント・ナウマン、植物学者の河野齢蔵、ウォルター・ウェストン、小島烏水などが登頂している。1957年(昭和32年)に第12回静岡国体の登山部門が南アルプスが会場になって以降、この山域への登山者が増加した。

登山ルート

各方面からの登山道が開設されている。

南アルプス縦走ルート

赤石山脈の主稜線に沿った登山道。北側からは塩見岳、三伏峠、小河内岳、高山裏避難小屋、荒川中岳、荒川小屋、大聖寺平(だいしょうじだいら)、小赤石岳を経て赤石岳に致る。南側からは聖平、聖岳、兎岳、百間平、赤石岳岳避難小屋を経て、赤石岳に至る。

椹島ロッジ(さわらじま)からのルート

椹島ロッジから千枚岳の南尾根の清水平、蕨段、駒鳥池を通り、千枚小屋、千枚岳、悪沢岳、中岳避難小屋、荒川中岳を経て荒川前岳で赤石山脈の主稜線に合流する。

赤石岳東尾根からのルート

椹島ロッジから赤石岳東尾根(大倉尾根)の赤石小屋、富士見平、ラクダの背を経て小赤石岳と赤石岳との鞍部で赤石山脈の主稜線に合流する。

小渋川からのルート

天竜川支流の小渋川を何度も渡渉し、広河原小屋、船窪を経て、大聖寺平で赤石山脈の主稜線に合流する。

しらびそ峠からのルート - しらびそ峠から林道経由で天竜川支流の遠山川の北股沢の大沢渡を渡渉し、大沢山荘、唐松峠を経て大沢岳で赤石山脈の主稜線に合流する。

地理

日本で7番目に高い山であり、赤石山脈(南アルプス)で4番目に高い山である。

周辺の山

赤石山脈の主稜線の南部にある。北側から延びる主稜線は、山頂で西南西に向きを変え大沢岳へと延びる。山頂の北側0.7 kmには、小赤石岳(標高3,081m)の小ピークがある。北側にある荒川岳との鞍部は大聖寺平と呼ばれている。小赤石岳と赤石岳の間から東側に尾根(大倉尾根)が延びる。西側の大沢岳との間にある平坦な地点は百間平と呼ばれ、隆起準平原の地形が見られる。