四阿山
Mt.Azumaya四阿山(あずまやさん)は長野県と群馬県の県境に跨る山で標高2,354m。日本百名山および新日本百名山に一つに数えられている。
吾妻山・吾嬬山(あがつまやま)などとも呼ばれ、嬬恋村では吾妻山が用いられている。
約90万年前~30万年前に活動した安山岩質溶岩による成層火山で、34万年前の噴火により直径約3kmのカルデラが形成された。その後の侵蝕により現在の複数峰による(四阿火山)の形態に至る。四阿火山とは周辺の根子岳、四阿山、浦倉山、奇妙山の総称。志賀高原から続く火山帯に属する。
四阿山の南山腹には複輝石安山岩の大岩脈があり、六角柱状の俵を積み上げたような奇観を呈し、四阿山の的岩として国の天然記念物に指定されている。この山の南西(長野県)側にスポーツ等の合宿で名高い菅平高原が広がり、長野県側および群馬県側にはスキー場がある。また、山の北に日本の滝百選の一つである米子大瀑布がある。