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三国山脈
三国山脈(みくにさんみゃく)は、群馬県と新潟県の県境を中心に、一部は長野県との県境方面まで続く山地です。谷川岳、万太郎山、仙ノ倉山、平標山、三国山、白砂山など、上越国境を代表する山々が連なっています。
山脈の範囲には資料によって差があります。本ページでは、環境省が三国山脈の山と明記する谷川岳、上信越高原国立公園の計画書で「三国稜線西」とされる平標山~三国山周辺、さらに群馬県立自然史博物館の調査で三国山脈西端とされる白砂山周辺を中心に紹介します。
このページでは、三国山脈がどこにあるのか、谷川連峰や三国峠との関係、主な山、標高、日本百名山との関係を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 三国山脈 |
| よみ | みくにさんみゃく |
| 主な地域 | 群馬県・新潟県、一部は長野県境方面 |
| 主な山 | 谷川岳、万太郎山、仙ノ倉山、平標山、三国山、白砂山など |
| 最高峰 | 白砂山 2140m(本ページで扱う主要稜線の範囲) |
| 日本百名山 | 谷川岳 |
目次
三国山脈とは?どこにある?
三国山脈は、群馬県北西部と新潟県南部の県境を中心に連なる山地です。群馬県側から見ると県北西部の大きな山岳障壁となり、県の地勢を形づくる主要な山脈のひとつです。
三国山脈の稜線は、日本海側へ流れる信濃川水系と、太平洋側へ流れる利根川水系を分ける中央分水嶺でもあります。このため、日本海側の多雪地域と関東側の気候を分ける地形上の境界としても重要です。
三国山脈の地図

環境省の上信越高原国立公園の区域図では、谷川岳・三国峠・苗場山などの位置関係を確認できます。ただし、国立公園の区域と「三国山脈」という地理的な山域は同一ではありません。
三国山脈の範囲
三国山脈は、資料によって範囲の示し方が異なります。そのため、特定の山をすべて一律に「三国山脈」と分類するより、資料ごとの区分を確認する必要があります。
環境省は谷川岳について、「群馬・新潟の県境にある三国山脈の山」と明記しています。また、上信越高原国立公園の計画書では、平標山から三国山、稲包山へ続く稜線を「三国稜線西」としています。
さらに、群馬県立自然史博物館の調査では、白砂山周辺を「三国山脈の西端」としています。このため、本ページでは谷川岳周辺の谷川連峰から三国峠、三国山、白砂山方面へ続く県境稜線を中心に扱います。
三国山脈と谷川連峰の関係
谷川岳を中心とする山域は、一般に「谷川連峰」と呼ばれます。谷川連峰は三国山脈の一部として扱われる山域で、谷川岳、茂倉岳、万太郎山、仙ノ倉山、平標山などが連なります。
特に平標山から仙ノ倉山にかけては、標高2000m前後の稜線上に草原状の景観が広がります。一方、谷川岳周辺では急峻な岩壁や深い谷が発達し、同じ山域の中でも景観が大きく異なります。
三国山脈の主な山
| 山名 | 標高 | 主な位置 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 白砂山 | 2140m | 群馬県・長野県 | 三国山脈西端の主要峰 |
| 上ノ倉山 | 2108m | 群馬県・新潟県境付近 | 白砂山から続く県境稜線 |
| 仙ノ倉山 | 2026m | 群馬県・新潟県 | 谷川連峰の最高峰 |
| 平標山 | 1984m | 群馬県・新潟県 | 三国稜線西に続く草原状の山 |
| 茂倉岳 | 1978m | 群馬県・新潟県 | 谷川岳東側の県境稜線 |
| 谷川岳 | 1977m | 群馬県・新潟県 | 三国山脈を代表する日本百名山 |
| 万太郎山 | 1954m | 群馬県・新潟県 | 仙ノ倉山と谷川岳の間に位置 |
| 三国山 | 1636m | 群馬県・新潟県 | 三国峠の北側に位置 |
標高は国土地理院の公開値および群馬県の公表資料を基準にしています。三国山脈は明確な境界が定められた行政区分ではないため、「最高峰」は採用する範囲によって変わり得ます。本ページで扱う主要稜線では白砂山の2140mが最も高くなります。
三国山脈の日本百名山
三国山脈の範囲は資料によって異なるため、日本百名山の数を機械的に数えると分類がぶれます。本ページでは、環境省が明確に「三国山脈の山」としている谷川岳を掲載します。
| 山名 | 標高 | 所在地 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 谷川岳 | 1977m | 群馬県・新潟県 | 環境省が三国山脈の山と明記する日本百名山 |
現行ページで三国山脈の日本百名山として掲載していた巻機山・平ヶ岳・苗場山については、資料によって山域の扱いが異なるため、この一覧からは外しています。
特に苗場山は、環境省の公園計画でも谷川連峰とは異なる「巨大な溶岩台地」として説明されており、山脈そのものの検索意図とは分けて扱う方が分かりやすいと判断しています。
三国峠と三国山
三国峠は、群馬県と新潟県の県境を越える歴史的な峠です。現在の国道17号もこの県境を越えており、峠の北側には三国山があります。
環境省の公園計画では、平標山から三国山までの稜線には風衝草原が広がり、三国山から三国峠にかけてはニッコウキスゲやシラネアオイなどの高山植物が見られるとされています。
三国山脈の自然環境
三国山脈は、日本海側から流れ込む湿った空気の影響を受ける多雪地域です。群馬県側と新潟県側を分ける稜線は気候の境界でもあり、標高2000m前後でも高山的な自然環境が見られます。
谷川岳では、環境省が多雪と短い日照時間による特殊な自然環境を紹介しています。また、平標山から三国山周辺には風衝草原や高山植物のお花畑が広がります。
越後山脈との違い
三国山脈と越後山脈は、資料によって一部の山域が重なって扱われることがあります。特に谷川岳周辺は分類差が出やすい地域です。
このサイトでは検索意図の重複を避けるため、三国山脈ページでは谷川連峰・三国峠・三国山・平標山・仙ノ倉山・白砂山方面の県境稜線を中心に解説します。一方、越後山脈ページでは新潟県東部の山地、越後三山、巻機山などを中心に整理しています。
山域の分類そのものを調べたい場合はこのページ、越後駒ヶ岳や中ノ岳など新潟県側の山々をまとめて確認したい場合は越後山脈のページをご覧ください。
三国山脈のまとめ
- 三国山脈は群馬県と新潟県の県境を中心に連なる山地です。
- 谷川岳、万太郎山、仙ノ倉山、平標山、三国山、白砂山などが代表的です。
- 谷川岳周辺は「谷川連峰」と呼ばれ、三国山脈の代表的な山域です。
- 三国峠周辺は、日本海側と関東側を分ける中央分水嶺です。
- 山脈の境界は資料によって異なるため、本ページでは一次資料で確認しやすい県境稜線を中心に整理しています。
