皇海山|日本百名山.net

日本百名山

皇海山

Mt.Sukai

皇海山

名称 皇海山
よみ すかいさん
所在地 栃木県 群馬県
標高 2,144m
山系 足尾山地
種別 成層火山
分類 日本百名山
難易度 ★★
体力度
日程 日帰り

皇海山(すかいさん)は、栃木県日光市と群馬県沼田市との境界にある山で日本百名山の一つ。標高2,144m。古い成層火山だが、全山樹林に覆われ今日では火山らしい面影はない。

東西に長い頂稜を持つが、北側は国境平付近まで標高差にして500m以上も切れ落ちている。

山名について

現在、本山は『皇海山』と書いて『すかいさん』と読むが、江戸時代の正保年間の地図には『サク山』とあり、別名として『笄山』と書いて『こうがいさん』と読んでいたという。この別名『こうがいさん』が後に『皇開山』と当て字され、開が海に置き換えられ、皇の字がスメと読まれることから『すかいさん』と誤読されるようになったと云われている。

登山ルートについて

栃木県側の銀山平から庚申山・鋸山をへて皇海山にいたる伝統的なルートと、群馬県側の不動沢からのルートがある。

栃木県側の庚申山から鋸山までの尾根は鋸尾根と呼ばれ、11のピークがある。この尾根伝いに11のピークを登降するルートのほか、尾根の南側を巻くようにして六林班峠を経由して皇海山に至るルートもある。江戸時代には庚申山~鋸山~皇海山の尾根を行く「三山駆け」をする信仰登山が行われていた。庚申山頂への登り、鋸山の峰々の登降は梯子、鎖が数多く現れる険しい道のりであり、初心者には勧められない。

なお、登山口の銀山平には温泉があり、宿泊や入浴が可能である。

群馬県側の不動沢ルートは、自家用車を利用すれば比較的短時間で登頂することができる。

周辺にある山小屋について

庚申山の山頂近くに庚申山荘(無人)がある。

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