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奥秩父山塊
奥秩父山塊(おくちちぶさんかい)は、埼玉県・東京都・山梨県・長野県にまたがる関東山地の中核的な山域です。雲取山から甲武信ヶ岳、国師ヶ岳、金峰山、瑞牆山へ続く主稜線を中心に、標高2,000m級の山々が連なっています。
環境省は、奥秩父山塊について北奥千丈岳(2601m)を最高峰とし、金峰山・甲武信ヶ岳・雲取山などの高峰が連なる山域として紹介しています。千曲川、笛吹川、多摩川、荒川などの源流域でもあり、深い森林と渓谷が大きな特徴です。
このページでは、奥秩父山塊がどこにあるのか、主な山、日本百名山、標高の高い山、周辺の両神山・大菩薩嶺との違いまで整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 奥秩父山塊 |
| 主な地域 | 埼玉県・東京都・山梨県・長野県 |
| 最高峰 | 北奥千丈岳 |
| 最高標高 | 2601m |
| 主な山 | 雲取山・甲武信ヶ岳・金峰山・瑞牆山・国師ヶ岳・北奥千丈岳など |
| 日本百名山 | 4座(本ページの奥秩父主稜基準) |
目次
奥秩父山塊とは?どこにある?
奥秩父山塊は、関東山地の西部から中央部に広がる山岳地帯です。環境省の秩父多摩甲斐国立公園の管理計画では、山岳地域の核心部を雲取山を東端、瑞牆山を西端とする東西約40kmの主稜線部として整理しています。
この主稜線には、雲取山、飛龍山、笠取山、甲武信ヶ岳、国師ヶ岳、北奥千丈岳、金峰山、瑞牆山などが並びます。標高1800mから2600m前後の山が連続し、関東近郊ではまとまった高山地帯を形成しています。
奥秩父山塊の地図

奥秩父山塊の範囲
「奥秩父」の範囲は資料や登山案内によって広く扱われることがありますが、本ページでは検索意図を明確にするため、環境省が奥秩父主稜の核心部として扱う雲取山~瑞牆山の主稜線とその周辺を中心に解説します。
環境省は、秩父多摩甲斐国立公園について「奥秩父山塊」と「その周辺の大菩薩嶺、両神山、御嶽昇仙峡、御岳渓谷など」を分けて説明しています。このため、本ページでは両神山と大菩薩嶺を周辺山域として扱い、奥秩父主稜の一覧とは分けます。
奥秩父山塊の日本百名山一覧
環境省の山岳地域管理計画で示される雲取山~瑞牆山の主稜線を基準にすると、日本百名山に選ばれているのは次の4座です。
| 山名 | 標高 | 主な都県 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 雲取山 | 2017m | 東京都・埼玉県・山梨県 | 奥秩父主稜の東端、東京都最高峰 |
| 甲武信ヶ岳 | 2475m | 埼玉県・山梨県・長野県 | 荒川・笛吹川・千曲川の源流域 |
| 金峰山 | 2599m | 山梨県・長野県 | 奥秩父山塊を代表する高峰 |
| 瑞牆山 | 2230m | 山梨県 | 花崗岩の岩峰が特徴 |
従来ページでは両神山と大菩薩嶺も奥秩父山塊の日本百名山として掲載していましたが、環境省の整理ではいずれも奥秩父山塊の「周辺」に位置づけられるため、本一覧からは分離しました。
奥秩父山塊で標高が高い主な山ランキング
国土地理院の「日本の主な山岳標高」を基準に、奥秩父主稜とその主要峰を標高順に整理します。
| 順位 | 山名 | 標高 |
|---|---|---|
| 1 | 北奥千丈岳 | 2601m |
| 2 | 金峰山 | 2599m |
| 3 | 国師ヶ岳 | 2592m |
| 4 | 朝日岳 | 2579m |
| 5 | 三宝山 | 2483m |
| 6 | 甲武信ヶ岳 | 2475m |
| 7 | 瑞牆山 | 2230m |
| 8 | 水晶山 | 2158m |
| 9 | 唐松尾山 | 2109m |
| 10 | 飛龍山 | 2077m |
奥秩父山塊の最高峰は北奥千丈岳の2601mです。金峰山の2599mより2m高く、国土地理院でも2601mとされています。
奥秩父主稜を構成する主な山
奥秩父の核心部は、雲取山から瑞牆山へ続く長い主稜線です。東から西へ進むと、代表的には次のような山々が並びます。
- 雲取山 2017m
- 飛龍山 2077m
- 唐松尾山 2109m
- 笠取山 1953m
- 甲武信ヶ岳 2475m
- 三宝山 2483m
- 国師ヶ岳 2592m
- 北奥千丈岳 2601m
- 朝日岳 2579m
- 金峰山 2599m
- 瑞牆山 2230m
奥秩父を代表する山
北奥千丈岳|奥秩父山塊の最高峰
北奥千丈岳は標高2601mで、奥秩父山塊の最高峰です。国師ヶ岳の近くに位置し、奥秩父主稜の中でも最も標高の高い一帯を形成しています。
金峰山|奥秩父を代表する高峰
金峰山は標高2599m。環境省が「奥秩父山塊の盟主」と紹介する山で、山頂付近の五丈岩と花崗岩地形が特徴です。
甲武信ヶ岳|3県境に近い水源の山
甲武信ヶ岳は標高2475m。埼玉県・山梨県・長野県にまたがり、荒川、笛吹川、千曲川の源流域を構成する奥秩父の重要な山です。
雲取山|奥秩父主稜の東端
雲取山は標高2017m。東京都・埼玉県・山梨県の境に位置し、東京都の最高峰です。環境省の管理計画では奥秩父の山岳地域の東端として位置づけられています。
奥秩父山塊の水源と地形
奥秩父山塊は、千曲川(信濃川上流)、笛吹川(富士川水系)、多摩川、荒川の源流域にあたります。長い主稜線は大きな分水界となり、各河川は日本海・駿河湾・東京湾へと流れます。
山域の多くは亜高山帯針葉樹林に覆われ、コメツガ、シラビソ、オオシラビソなどの森林が広がります。一方、金峰山や瑞牆山周辺では花崗岩の岩峰が目立ち、深い森林と岩峰が組み合わさった景観が奥秩父の特徴です。
両神山・大菩薩嶺・奥多摩との関係
両神山や大菩薩嶺は、秩父多摩甲斐国立公園を代表する山ですが、環境省は奥秩父山塊そのものではなく、その周辺の山として記載しています。
また、奥多摩は東京都西部の広い地域名で、雲取山は奥秩父主稜と奥多摩の双方に関係する代表的な山です。本ページでは「奥秩父山塊」の山域を主題とし、奥多摩全域の低山までは一覧に含めません。
奥秩父山塊のまとめ
- 奥秩父山塊は埼玉・東京・山梨・長野にまたがる関東山地の主要山域です。
- 環境省の管理計画では、雲取山から瑞牆山へ続く主稜線が核心部です。
- 最高峰は北奥千丈岳の2601mです。
- 奥秩父主稜の日本百名山は、雲取山・甲武信ヶ岳・金峰山・瑞牆山の4座です。
- 両神山と大菩薩嶺は国立公園内の代表的な山ですが、本ページでは周辺山域として区別しています。
日本百名山を地域別・山系別に比較したい場合は、日本百名山一覧もあわせてご覧ください。
