間ノ岳
Mt.Ainodake名称 | 間ノ岳 |
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よみ | あいのだけ |
所在地 | 山梨県 静岡県 |
標高 | 3,189m |
山系 | 赤石山脈(南アルプス) |
種別 | 隆起 |
分類 | 日本百名山 山梨百名山 |
★★ | |
★★★ | |
2泊3日 |
間ノ岳(あいのだけ)は赤石山脈(南アルプス)北部にある標高3,189mの山。日本で4番目、赤石山脈で2番目に高い山であり、日本百名山、および山梨百名山に選定されている。
赤石山脈の最高峰北岳の南側約3.3kmに位置し、さらに南の農鳥岳とあわせて白峰三山と呼ばれている。
山名の由来は、白峰三山の真ん中の山であるためとされている。山頂の東側には細沢カール(圏谷)がある。白峰三山を全体としてみると高山植物の豊富な山域で間ノ岳も同様だが、山頂近辺に限っては岩屑帯で、高山植物は少ない。
山頂付近には地すべりによってできたと考えられる線状凹地が発達しており、この地滑りが起こる前は現在より数十メートル程度標高が高かったのではないか、と考えられている。そのため、現在でこそ日本で4番目の高さの山だが、最終氷期には日本最高峰だったのではないか、とも推定されている。その当時、富士山はまだ現在の高さに達しておらず、また2位・3位の北岳・奥穂高岳との現在の標高差がわずか4mと1mしかないためである。
行政区域としては静岡県と山梨県の境に位置しており、山頂の南側は静岡県の最北端となっている。